なぜジョブズは、黒いタートルネックしか着なかったのか?
なぜジョブズは、黒いタートルネックしか着なかったのか?
これは有名な話ですよね。
「世界に衝撃を与える」ことがトッププライオリティだった、あのお方が、できるだけ他のことに頭を悩ませないように、コーディネートを前もって決めていたという。
だから、よくあるライフハック本かと思ってました。
美学=マイルール
ところが、
「一流の人」「すごい人」「面白い人」たちの「美学=マイルール」をまとめた本でありながら、それぞれの人のエピソードが、いちいち面白い!
なんか、胸が熱くなって涙してしまう。
ちゃんと「自分ごと」として、考えられる「余白」を与えてくれる。
ワンネスやスピリチュアルについて、正面から語ってはいないのに、「一流の人」はちゃんとそれを「生きている」という真理が感じられる本。
古代日本人ってカッコいい!
私が好きなエピソードは、いくつもあるんですが、特に「Rule 22 古代日本人に学ぶルール」(Rule 22で、222ページなんだよ。なんのシンクロ?)。
排泄物や、貧乏、疫病、そして「災い(ヤソマガツヒノ神)」にまで、神格を見出す精神性。
これは正しい、正しくないというジャッジメントではなく、この行為は「美しいか」「美しくないか」が行動規範になっていたってこと。だから、縄文時代は一万年も争いの形跡がなく、武器のかわりにオシャレの装飾品がいっぱい出土したというのも素敵。
神道自体も「教え」がない。
だから、相手を裁かない、落ちる地獄もない、救世主も必要ない。
自分が内なる叡智につながる、ただそれだけ、ということがちゃんとわかってたんですね。なんてクールでマチュアなんだ!!古代の日本人!
そんなDNAを受け継いでいるなんて、セルフイメージごっつ上がるやん?
まとめ
この他にも、矢沢永吉、イチロー、秋元康、紀里谷和明、カーネル・サンダース、などなどの著名人の逸話が、今までとはちょっと違った視点で語られています。
ひすいこたろうさんと滝本洋平さんの審美眼とコピーライティングのセンスがいいのでしょう。
読み終わったあとに「私も、やったるで!!!」
という気分になれる、久しぶりに感動した本です。
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Webコンサルタント 西谷慶子
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